本のまとめ「読むだけですっきりわかる世界史古代編(後藤武士)6」

秦の始皇帝から漢、南北朝まで

秦の統一
商鞅の変法(改革)。度量衡の統一。恨みを買って処刑される。諸子百家縦横家蘇秦による六国同名で秦に対抗。張儀は秦と同盟を提案して統一に向かう。

秦の始皇帝
西周以来の統一王朝。史上初めて皇帝を名乗ったから秦の始皇帝。郡県制。法家を李斯を丞相(行政の最高責任者)焚書・坑儒。法家以外禁止。書物を焼き儒者を生き埋め。万里の長城。 前221統一。不老不死を求めて水銀を飲んで死去。宦官は権力欲に執着するようになる。二世皇帝が兵馬俑で有名な始皇帝陵を作る。

陳勝呉広の乱
史上最初の農民の反乱。遅刻は死罪なのでどうせならと反乱。陳勝の名言「王侯将校いずくんぞ種あらんや。」同じ人間という意味。「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」小物には大物の気持ちが分からないという意味。

項羽と劉邦
楚のエリートと漢のヤクザ。項羽劉邦を取り逃がす鴻門の会。劉邦の軍師が韓信。「韓信の股くぐり」。項羽の軍師、范増が死んで民衆の支持を失い劉邦に敗れる。「四面楚歌」死を覚悟して寵愛する虞美人の行く末を憂いた詩を唄う。

漢 前202〜後220
劉邦の皇帝の名は高祖。長安。郡国制。匈奴冒頓単于に負ける。諸侯の反乱、呉楚七国の乱。平定したのは武将、周亜夫。

武帝
最盛期の皇帝、武帝遊牧民族の大月氏と協力して匈奴を挟み撃ちするために張騫を派遣。匈奴に10年捕まり、大月氏に1年捕まる。連携は出来なかったが東西交易の発達に貢献。汗血馬がいるとの報告で大宛に軍派遣。拡張政策で朝鮮の楽浪郡を支配。財政悪化で塩・鉄・酒を専売に。均輸と平準の政策。儒学が官学となる。儒学者董仲舒。以降は儒学が必須になる。基本経典、五経。選挙の元、郷挙里選。歴史書司馬遷史記

漢王朝を中断させた王莽の新。農民の反乱、赤眉の乱
王道パターン。英雄が王朝を打ち立てる→ボンクラ世襲皇帝→外戚や宦官に実績を奪われ、内部の権力争いや皇帝の女遊びで国が乱れる→農民や宗教団体が反乱し、地方有力者が挙兵→反乱は鎮圧するが有力者により新王朝設立。の無限ループ

後漢
劉秀が漢復興。王莽前を前漢。劉秀以後を後漢。皇帝の名を光武帝。洛陽。漢書、編纂者は班固。弟が班超で武将。歴史書は前代の王朝をまとめる。マルクス・アウレリウス・アントニヌス大秦国王安敦で登場するのが後漢書
宦官による貴族や外戚を弾圧する運動が党錮の禁太平道という宗教団体による反乱が黄巾の乱。「蒼天已に死す。黄天まさに立つべし」我々の時代だの意。後漢滅亡。

魏晋南北朝時代
前半三国志三国時代。後に魏、晋、南北分裂の時代へ

三国時代
曹操の魏、劉備の蜀、孫権の呉。蜀は1番弱かったが、関羽張飛諸葛孔明の活躍で勢力を対等にする。蜀と呉の連合軍は魏を追い詰めるが魏は盛り返して曹丕が魏の初代皇帝になる。曹丕後は司馬仲達が支えて蜀を滅ぼすが晋に滅ぼされるその後は
華北:五胡十六国北魏北朝
江南:東晋→宋、斉、梁、陳の南朝

魏晋南北朝時代の文化
仏教広まる。仏図澄や鳩摩羅什や法顕。
敦煌や雲崗に仏教遺跡。同時に道教も広まる。教団を組織した寇謙之
貴族などに広まった哲学談義が清談。代表するのが竹林の七賢。書の王羲之や絵画のこうがいし。

朝鮮半島高句麗新羅百済三国時代朝貢外交。