本のまとめ「読むだけですっきりわかる世界史古代編(後藤武士)4」

インダス文明 前2300~1800頃
ドラヴィダ人がおこした。代表遺跡はハラッパーとモヘンジョダロ
代わってアーリア人聖典リグ・ヴェーダ
現在まで影響を及ぼすヴァルナ制(カースト制)4階級:司祭ヴァラモン、戦士や貴族クシャトリヤ、農商人ヴァイシャ、奴隷シュードラ プラス職業別の差別がある。この下にも不可触賤民がいる。このシステムを維持する宗教がバラモン教ヴェーダ時代と呼ばれる。

ガウタマシッダールタ
都市国家対立の時代、覇権を争うコーサラ国とマガダ国の間に釈迦族がいてガウタマシッダールタ青年がいた。人間が生きる上で生じる四苦八苦から逃れるために妻子を捨てて出家。瞑想、沐浴、スジャータから乳粥、ブッダガヤの菩提樹の下で座禅などで悟りを得てブッダとなった。八正道を勧める。これが弟子に広まり仏教になる。無常。

ジャイナ教
クシャトリヤ出身のヴァルダマーナが説く。仏教との違いは苦行をすすめ極端な不殺生をといたこと。現在でも450万人の信者。
バラモン教の内部改革がウパニシャッド哲学。梵我一如。心も身体も1つにして輪廻転生から解脱する。これが後にヒンドゥー教に。

統一国家成立
初めての統一国家アレクサンドロス後の前220頃のマウリヤ朝創始者チャンドラグプタ。最盛期アショーカ王は仏教を保護。仏典結集。

クシャーナ朝
月氏の支配から独立したインダス川流域王朝が、クシャーナ朝(1~3世紀)最盛期カニシカ王、仏典結集、ローマや漢との交易が盛ん。

仏教
釈迦入滅100年後に大乗仏教上座部仏教に分裂。大乗仏教が菩薩(悟りを得るために修行している人)信仰に。仏像等のガンダーラ美術。

北のクシャーナ朝、南のサータヴァーハナ朝。4世紀にマウリヤ朝以来の統一国家グプタ朝(320~550)、最盛期チャンドラグプタ2世。バラモン教保護。サンスクリット語。文学カーリダーサ、仙人に育てられた娘と王の恋。二大叙事詩マハーバーラタヒンドゥー教聖典ラーマーヤナ。マヌ法典。ゼロの概念。美術はグプタ様式、ナーランダー僧院。

グプタ朝後の北インドにハルシャ王のヴァルダナ朝。仏教保護、留学生集う。最遊記三蔵法師こと玄奘三蔵や義浄。ナーランダー僧院はハーバード大学みたいな。
シヴァ神ヴィシュヌ神などのヒンドゥー教の神々への帰依を説くバクティ運動が仏教やジャイナ教を飲み込みヒンドゥー教一色にする。

東南アジア
ベトナムの地。扶南→カンボジア→アンコール朝(アンコールワット)、チャンパー
ミャンマーの地、パガン朝
ベトナム北部、大越国 李朝→陳朝
インドネシアの地、シュリーヴィジャヤ王国
ジャワ島、シャイレーンドラ朝